4 パレルゴンとエルゴン くまきち
<表現力のあるワープロ>
日本語におけるエクリチュールの問題について
くまきち.icon(よくもまあ、ワープロの飾り文字くらいでこんなに考えを巡らせるものだよ...)
英語の文章と比較して、日本語の文章は論理的構造が希薄で、言い回し(レトリック)が稚拙。
日本語の言語表現において使用されるディスコースの質が問題。
ディスコース:言語を通じたコミュニケーションや議論
ロゴス:ここでは文章を通して言いたいことという意味か?
脱構築で批判しようにも、そもそも日本語は整然としたスタイルを確立できていない。
くまきち.icon(日本語の非論理性はなんとなく感じるが、何がどうしてか論理的に説明してほしいな...)
くまきち.icon(めっちゃキーワード..)
飾りもの、オードブル、アクセサリー、補遺(後から補うこと、また補った部分のこと)
(プラトン的には)何か副次的なもの
デリダはカントが定式化したディスコースを批判するためにこの概念を使用した
論理的な形式、統一性
ディスコース批判
論理的→デリダ
直面を回避→日本語ワープロ くまきち.icon(まだ言ってるよ...)
<ディスコースと権力>
ブルジョワジー云々言っているが、自分的には秘伝のレシピを教えたくないラーメン屋に例えたら分かりやすくなった。
料理(文章)を作る神秘性を確保して優位性も確保しておきたい←→レシピ(アウトライン)として書き出して誰にでも作れるようにしたい(民主化)
<ミメーシスとしてのアウトライン・プロセッサー>
(プラトン的には)実在していた何かを再び現前させる装置
くまきち.icon(関係ないけどプラトンの対話をAIに読み込ませたら、プラトンと対話できるのかな...?)
アウトライン・プロセッサー
くまきち.icon(やっと登場した!パチパチパチ)
文章を論理的に書くためのアウトラインを構成する作業をコンピュータ化するもの
あらゆる官僚的組織を運営する仕事をこなすために非常に重宝される
かつて一部の訓練を受けた者だけが持っていた、組織や文章をわかりやすい手順に分解してひとつの装置としたミメーシス(みたいなものだ)
ロゴス中心主義の権化のようなソフト
日本で普及しないのは日本語が論理的な思考に馴染まないから(と筆者が皮肉っているくまきち.icon)
英語圏におけるアウトラインプロセッサーの普及
脱構築するための道具としてプロの物書きにまず普及した。
【感想】
前の章よりも読みやすかった。もちろんまだ一読しただけではなんのこっちゃさっぱりだが。
権力の問題をラーメン屋の秘伝のレシピに例えて把握するのは自分でも気に入っている。
なぜラーメン屋かというと、スマホで毎日「ラーメン発見伝」を読んでいるから。
読んでて感じたツッコミをここに斜体で書き込んでみた。読んでて気分が上がって自己満足である。
手書きメモを晒すのが気にならなくなった。
https://gyazo.com/bd11a384381a6bb7a41774fbaac1b111
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